GEKKO TO RYOKEN NO SAGA KAGEN (Japanese Edition) Buy on Amazon
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GEKKO TO RYOKEN NO SAGA KAGEN (Japanese Edition)

Publisher denmei shobou
Book Details
Author(s) Seven Kawaguchi
Publisher denmei shobou
ISBN / ASIN B00A5RUMQ0
ISBN-13 978B00A5RUMQ7
Sales Rank #99,999,999
Marketplace United States 🇺🇸
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Description
〝月光サーガ〟後編。東シナ海に浮かぶ島国〈月光〉──その奥地、荒れ野に乗りこんでいく〝絶対嗅覚の男〟──その冒険はクライマックスへ──。

<あらすじ> ※この作品は「下巻」です。
東シナ海に浮かぶ島国〈月光〉──非合法だったドラッグが全面解禁され、銃器の所持も認められている半面、〈アンチ・リミッター・カフェイン生成因子〉を持つ国民に影響を与えるとして、カフェインを含むあらゆる製品が禁止されている特殊な国。そこではドラッグ目当てで不法入国した千人近い日本人が見捨てられた存在となっている。

〈月光〉にやってきた乾彪(いぬいたけし)は、「鋤鼻器官」または「ヤコブソン器官」と呼ばれる、人間では通常退化してしまっている副嗅覚系を持ち、「記憶」に直結したその能力を駆使して、〝絶対嗅覚の男〟と呼ばれていた。

南京の街でのトラブルを乗り越え、〝荒れ野〟と呼ばれる無法地帯行きを決行する乾。かつての相棒で月華人の宇佐を説得して何とか出発するが、〝黒円〟というマフィアにつけ狙われ、行く先々でも不穏な事件がつづいた。

日本人不法残留者たちのコミュニティを支配する〝藪蛇〟の居場所は〈楓城〉と呼ばれる古い城塞だった。だが、そこはすでに荒れ野の先住民族である〝淡色人種〟のリーダー、高良によって占拠されていた。湖畔の面々の協力を得て、楓城に乗り込んでいった乾は、薮蛇の高良と月光政府の工作機関〈王立情報機関〉の計画を知ることになる。

果たして乾と藪蛇の関係は? 彼は藪蛇を助けるためにやってきたのか、それとも殺すためにやってきたのか? そして、藪蛇が荒れ野に作り上げた「生態系」──日本人コミュニティの運命はどうなるのか?

あれ━の【荒れ野】 龍骨山脈の内側の国土の総称。月祖山を中央に頂く海抜千メートル以上の高原地帯。狭義には青龍門関、朱雀門関、白虎門関、玄武門関の四つの気水的結界によって東西南北を区切られた山杜自治州を指す。一九〇八年、ツングースカに墜落した隕石の一部が分かれて山杜に落ち、青龍門関が破壊されてしまうと、杜人は東方、つまり泗海・日本から悪風が吹きこんで土地の神聖さが失われたという理由で山杜の東半分を捨て去った。以来、一般的にはこの見捨てられた土地を指していう場合が多い。杜人は西に逃れて山岳地首里谷に住みはじめ、月祖山の麓に自治州政府を置き、海抜千五百メートルを越える山あいでコーヒーや茶葉を栽培するようになった。月光政府は現在でも荒れ野と首里谷全域を山杜自治州として認めているが、山杜東部は和薬の自由な使用を求めて移住した日本人不法残留者たちのコミュニティに占拠されている。月光各州との境界は山脈の稜線にあるが、政府軍は治安に関与せず、各州の州軍が便宜的に駐屯地や演習場を境界付近に設けてはいるものの、峠と都市を結ぶ主要な街道にしか検問所を置いていないため、龍骨山脈のほぼ全体が誰の支配も及ばない無法地帯──通称グレーゾーンになっている。

<あとがき>
この作品は上下巻(弦)で終わりですが、本来「ゆきてかえりし物語」にすべきなのであれば、主人公、乾彪はまだ「往った」だけで、いずれ「還って」くる物語を書くべきなのかもしれません。

しかし、今のところ荷が重いので、この『月光と猟犬のサーガ』の直接の続編ではありませんが、同じ〈月光国〉を舞台にした『月光と聖獣のバカラ』という別の長編で当面はお茶を濁したいと思います。興味のある方はそちらもご一読ください。
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